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東京ＶがＪ１残留の切り札として昨季までセリエＡのトリノでプレーしていた元日本代表
ＦＷ大黒将志（２８）の獲得に動いていることが２１日、明らかになった。
東京Ｖ幹部はこの日、大黒の代理人と交渉中であることを認めた上で「向こう（大黒側）が
長期契約を望んでいる」と話し、契約期間の折り合いさえつけば電撃的に加入が決まる
可能性を示唆した。
大黒は０６年１月にフランス２部のグルノーブルに移籍。同年のＷ杯ドイツ大会後、
イタリア・セリエＡのトリノに移籍した。だが、出場機会に恵まれず、２年間で
１１試合無得点。当初は引き続き海外でのプレーを望んでいたが、関係者によると
日本代表復帰に懸ける強い思いから、現在はＪリーグ移籍に気持ちが傾いているという。
東京Ｖではブラジル人ＦＷのフッキ（２１）とレアンドロ（２７）がともに海外移籍を企てて
練習を無断欠席したばかり。現在はチームに戻ったが、今後の去就も不透明な
状態が続いている。東京Ｖ幹部は「フッキはいつどうなるか分からないし、仮に残留しても
いつ出場停止になるか分からない。大黒なら名前もある」としており、大黒には新しい
チームの顔役としても期待が寄せられている。
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