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故障者と、梅雨時と、トレーニング・コーチと。
DATE. 2008 . ６ . 13
これは各チームの問題かも知らんが、その各チームのトレーニング・コーチに
「最近はどないなってるんや」「しっかりせえっ」っていいたいわ。どこのチームにも
これだけ故障者が多いというか、ゲーのなかでのケガはともかくこれだけなんだ
かんだと欠場、欠場という選手が多いということは、ある種「トレーニング・コーチ」の
責任だということでしょう。
選手はチームの財産、球団の資産。その選手にケガ人、故障者を出さないということは、
本人自身の責任でもあるけれど、チームの現場、選手を預かる監督に一番の責任が
あることであって、その監督の前後左右で選手の日常のコンディショニングに専門的な
目を光らせているのがトレーニング・コーチなわけだから、いいたくはないがわたしもつい、
こういういい方をせざるをえなくなる。これは相当な問題だろうと。
選手は試合に出たいという気持ちと、試合には出なくてはいけないという気持ちから、
少々のケガや故障でも隠して無理をしがちなもので、そういうところもきちんと見抜いて、
監督やコーチにも進言したり、報告したりして、遺漏なく選手本人に、チームに万全を
期させるのがトレーナーやトレーニング・コーチの仕事。（中略）
流行のマシンを使った筋トレや体作りもいいのだが、野球選手の動きの、体の基礎は
きちんと普段のスパイクを着用しての下半身のスタミナや馬力作りが基本中の基本。
そうした土台の基本作りで故障もしない、ケガも少ない選手の身体というものが作られ、
鍛えられ、持続されていく、ということをここは今一度思い起こさなくてはいけない。
そういっているのは、わたしひとりではむろんないはずだが、最近のような状況を
ながめると、選手のコンディションを握るトレーニング・コーチにやはり同じような
ことでも何度でも繰り返しておきたい。
星野仙一のオンラインレポート
URLﾘﾝｸ(hoshino.ntciis.ne.jp)
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