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●ＰＴＡに目の敵にされているのが最大の売り
日本全国のＰＴＡから目の敵にされている番組「ロンドンハーツ」（テレビ朝日）。今
年も日本ＰＴＡ全国協議会の「親が子供に見せたくない番組」の調査でトップになり、こ
れで５年連続で１位に“輝いた”。「言葉遣いが汚い」「頭を叩く」といった批判が多いそうだ。
しかし、問題はそんなことだろうか。言葉遣いがひどい番組は他にもたくさんあるし、
この調査は的外れという気がしなくもない。そんなことよりもこの番組を一言で評するな
ら、くだらないということだ。
司会は田村淳と田村亮の「ロンドンブーツ１号２号」。“ひな壇バラエティー”の草分
けで“負け犬”の青田典子、杉田かおる、最近では小島よしお、狩野英孝、にしおかすみ
こといった売れっ子、“おばかキャラ”のスザンヌ、里田まい、つるの剛士らを出演させ
てバカ騒ぎしている。
５月２０日は庄司智春や河本準一、ケンドーコバヤシ、小島、狩野が登場して「ロン
ハーガールズコレクション」というテーマで出演者が全国に出かけた。それぞれが「素人
カワイイ娘探し」を展開したが、要は自分がカワイイと思った女性の写真を撮らせてもら
い、誰が一番、カワイイ女性をゲットしたかを競った。今どきの学生にも鼻で笑われそう
な通俗的なお遊びが繰り広げられた。
２７日は「格付けコーナー」がメーン。スザンヌや保田圭、西川史子、青木さやからが
出演。「突然、男に別れを言われそうな女」で格付けした。タレント同士も一般のアン
ケートも１位はにしおかで、２位西川、３位保田というサプライズなしの結果になった。
この手の企画はオチがなくてはシャレにならないのに。
後半はスザンヌ、鳥居みゆきの寝起きのスッピンを直撃。２人とも想定内の寝起きでス
ザンヌはおバカなギャグ、鳥居は「ヒット・エンド・ラーン」を披露し、予定通りの展開
となった。
電波を１時間も使って内容はこれだけ。見終わった後は無駄に過ごしたという印象しか
残らなかった。「オレの時間を返せ」だ。
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