08/06/11 16:22:48 To9a8Knu0
小学校のときに、いつもどこかがズレてる奴がいたんだけど、
ある日学校の砂場に1mぐらいの落とし穴をそいつが作って、
同じクラスで一番運動神経の悪い子を落としたんだ。
案の定ものすごい無様な格好で落とし穴に落下。
奴は小躍りしながら「やったー、やったー、ひっかかったー。」と大喜び。
その場にいたクラスメイトは全員呆然。「大丈夫?」と穴を覗き込む。
穴の中からは痛々しいうめき声まじりのすすり泣きが聞こえる。
奴は周囲の冷たい視線にも気付かず、誇らしげに顔を紅潮させている。
先生に穴から救出されたときには、両手足が倍ぐらいに腫れ上がっていた。
下手に動かせないので救急搬送。その子は両手足捻挫と片脚骨折。
奴は救急車のサイレンの音が聞こえたところでやっと、事の重大さに気が付いた。
当然だが奴はこってり油を絞られた。しゃくりあげながら言った理由が、
「アイツが落ちるのが一番面白いと思った。みんなも大笑いすると思ってた。」
西野を見るたびに、鼻水垂らして泣いている奴の顔を思い出すんだ。