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漫画家の故・手塚治虫氏が人間の悪を描いた漫画「MW(ムウ)」が、俳優の玉木宏(28)主演で映画化(岩本仁志監督)されることが1日、分かった。
神経ガス「MW」の漏えい事故に遭った男が復しゅうのため殺人鬼になる物語で、玉木は悪役初挑戦。
その友人で犯行に加担する神父を山田孝之(24)が演じる。
手塚氏の生誕80周年を記念した作品で、撮影は現在進行中。
来年公開を予定している。
さわやかなルックスで人気の玉木が冷酷な殺人鬼になる。
少年時代の漏えい事故でMWを浴びてしまった結城美智雄(玉木)は、事故隠ぺいにかかわった人を次々に殺害。
最終的にMWを使って世界滅亡をもくろむ。
玉木は「手塚作品ならではの悪役で、残酷だけど冷静。(少年時代の)バックボーンを意識して演じている」。
同じく事故に遭い結城に命を助けてもらうのが山田演じる神父・賀来裕太郎。山田は「結城に悪事をやめろと言いながら引きずられてしまう。
結城の悪に対して、善というより偽善」と語る。
2人の共演は、映画「ウォーターボーイズ」(01年)に出演した玉木が、山田主演のドラマ版(03年)に友情出演して以来。
山田は「結城に100の力で挑んでも1の力で流され、やりきれない。その全力さが伝わればいい」。
ともに手塚作品は初出演で「台本を開くたび手塚さんの名前がありテンションが上がる」(山田)という。
原作は1976~78年に青年誌「ビッグコミック」に連載。
悪役を主人公にした異例の手塚作品で、殺人の生々しい描写や結城と賀来の同性愛などが大きな反響を呼んだ。
今作では同性愛は描かず、アクションを多用したエンターテインメント作になる予定。
手塚プロによると、これまで映画化の企画は2回以上あったが、95年の地下鉄サリン事件などで幻に。
今回は手塚氏生誕80周年の記念映画で、映像化自体初めて。製作側は「悪や殺りくから生きることを感じてほしい」と話している。
ドラマ「女王の教室」などを演出した岩本監督は「明日があるさTHE MOVIE」(02年)に続き長編2作目。
撮影は4月20日にスタートし、今月1日からタイで大規模ロケを行っている。
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