08/06/01 16:52:16 0
ロッテの渡辺俊介(31)、成瀬善久(22)両投手が30日、故郷・栃木県の知名度アップに
ひと肌脱ぐ決意を明かした。日経リサーチ社の調査で認知度が全国最下位だった栃木県が
今春からPRに本腰を入れ始めたことを知り、ヒーローインタビューなどで積極的に宣伝する
意欲を見せた。2人はお立ち台に立つことで最下位のチームを勝たせ、故郷を売り込む
一挙両得を狙っている。
地元が生んだヒーローが、「ジミ県脱却」に立ち上がる。きっかけは、06年に発表された
日経リサーチ社の調査結果だった。栃木は佐賀、島根などに敗れて認知度が全国最下位と
なった。この事実を知り、渡辺俊と成瀬の郷土愛に火がついた。
都賀町出身のサブマリンが「名産も名所もたくさんある。とちおとめ、かんぴょう、大田原牛…」
と訴えれば、小山市出身の左腕も、友人に福島や群馬と混同されたエピソードを披露。
「知名度が低いのは仕方ないかもしれないけど、『南東北』と言われるのは許せない」と強調した。
地道なPRを続ける栃木県は、4月に「栃木ブランド推進本部」を立ち上げるなど、
宣伝に本腰を入れ始めた。「ブランド推進に協力したい」(渡辺俊)との意向を受けた
県関係者は、「提案があれば、ぜひお願いしたい」と、思わぬ救いの手に興奮を隠せない。
成瀬が「(他の)地方でやるのはどうかと思うけど、千葉マリンでならやりたいですね」
と言うように、本拠地がPRには絶好の場になる。県のキャッチフレーズをプリントしたTシャツを
着てお立ち台に上がったり、名産品を売店に置いたり、オフにはイベントに参加したり―。
2人の全国的な知名度を利用すれば効果は絶大。県関係者は「小山市、都賀町とも
連携をとっていきたい」とアイデアを出し合う考えだ。
お立ち台に上がるためには、試合での活躍が必要。2人とも約1か月以上白星に
見放されており、最下位低迷の一因となっている。故郷とチームの期待を背負い、
これからはマウンドで“トチ”ってはいられない。
TITLE:スポーツ報知
URL:URLリンク(hochi.yomiuri.co.jp)