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ゴンザレスの薬物問題は氷山の一角かもしれない。
巨人には過去にもヤバイ外国人がうじゃうじゃいたからだ。
昨年末、大リーグの薬物使用実態を調査した「ミッチェル・リポート」が話題になったが、
その中に０５年に在籍した投手のミアディッチがいた。
関係者に禁止薬物を提供した罪などに問われたラドムスキー被告とミアディッチは、
巨人在籍時の０５年にも連絡を取り合い、細かく分けて取り寄せていたと証言されている。
他にも９０年代後半に入団して勝ち星と同じくらいのトラブルを起こした投手のＧや、
同時期に在籍した投手のＤはナインから「ドラッグストア」とアダ名された。
二軍にいることが多かった別の内野手は、キャンプ地でキャバクラ嬢にムキムキの胸板
を褒められてこう暴露したという。
「オレ、クスリやってるからさ」
ステロイド系の筋肉増強剤を使っていることを自慢げに話していたという。
その選手は二軍の試合中に脱水症状で倒れ、救急車で運ばれたこともあった。
巨人は国際・渉外部門が弱いといわれて久しい。大リーグ球団との関係が薄く、パイプ
もない。選手の獲得は代理人の斡旋に頼りきりになることが多いという。
売り込みたい代理人が、契約前に薬物使用歴などのマイナス材料を言うはずもなく、
ここにヤバイ助っ人が集まる要因がある。
（中略）
ゴンザレス問題が発覚した２６日に清武球団代表とともに、けん責処分となった島崎国際
部長は、今年就任したばかり。
前任者が読売本社に復帰することを受け、代わってやって来たのがこのパリ支局長だった。
語学は堪能だが、「野球のことはからっきし」というズブの素人が責任者を任されている。
今年、巨人が恥も外聞もなく、ラミレス、グライシンガー、クルーンと他球団の外国人を
根こそぎ引き抜いたのは、こういう事情もあるのだ。
親会社の都合で巨人のフロント人事が決定され、ド素人が幅を利かす現状では、これから
も薬物外国人やダメ外国人がどんどん入団することになる。
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