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サッカーJ2のベガルタ仙台が、本拠地ユアテックスタジアム仙台の入場者数減少に頭を痛めている。
今年の平均入場者数は1万3325人で、昨年の平均入場者数に比べ1割少ない。入場者を増やす手本として、
プロ野球楽天イーグルスや欧州のサッカークラブを探ってみたが、なかなかうまくいかないのだ。(荒船清太)
0-2を後半ひっくり返し、逆転勝利でわいた18日のモンテディオ山形戦。通称“東北ダービー”。ユアスタ仙台
の入場者数は今年最高の1万6931人を記録した。が、昨年最初のダービーと比べると1225人少なかった。
ベガルタは入場者数の減少に危機感を抱き、集客増強委員会を設置した。ベガルタの貝田真事業部長代理が
特に懸念しているのは、サポーターの中心年齢層が毎年、約1歳ずつ上がっていくこと。サポーターの世代交代が
ほとんど起きていないことを意味する。「このままでは老人だけの道楽になってしまう。若い世代にも熱烈な
サポーターがほしい」と危機感を抱く。
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ベガルタとは対照的に、楽天は前年同期比で約1割増の入場者を集めている。楽天が取り組んだのは“
スタジアムの魅力”づくり。「試合以外でも楽しめる“ボールパーク”を目指し、魅力を増やしたのが入場者が
増えた要因」と、楽天の池田敦司副社長は胸を張る。本拠地クリネックススタジアム宮城の外には、屋台や
イベント会場が広がる。
安定的な人気を誇る欧州のサッカークラブはどんな観客サービスを展開しているのか。Jリーグの欧州視察に
参加した貝田部長代理は、試合開始の2時間前にスタジアムに入って観察したが、驚いたことに「何もなかった」。
ユアスタ仙台で披露しているようなチアリーダーのショーもなく、サポーターはスタジアム周辺で飲食をして
30分前にスタジアムに入り、試合終了とともに立ち去っていった。
「サッカーをやってるからスタジアムに来ている。サッカーが娯楽の域を超えて地域の文化になっている」。
貝田部長代理はそう痛感した。
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