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依然甘いドーピング対策=避けられぬ厳罰化の流れ-プロ野球
昨年8月のガトームソン(ソフトバンク)に続く、プロ野球史上2度目の薬物違反発覚。
依然として甘い日本球界のドーピング対策の実態が浮かび上がった。
昨年と今回のケースに共通するのは、外国人であることに加え、ともに来日2年目
以上の在籍であった点。球団やチームメートにとってもある程度気心が知れ、
「目の行き届く」範囲の選手だったことの衝撃は大きい。また、今回検出された
クロベンゾレックス、アンフェタミン、パラヒドロキシアンフェタミンの禁止物質は、
いずれも一部のプロ野球関係者が服用を取りざたされたことのある「グリーニー」
と言われる薬物に特徴的なものだった。
「球団にミスはなかった」(長谷川一雄コミッショナー事務局長)として、NPBは
巨人に処分を科さなかった。しかし、随一の歴史と人気を誇る球団での違反発覚は、
問題の球界全体への根深さを浮き彫りにした。
日本球界も昨季からようやく本格的なドーピング検査を実施。米大リーグでは
昨年12月にいわゆる「ミッチェル・リポート」で薬物汚染の実態が明らかになり、
何人もの有名選手の名前が挙がった。今回はドーピングを否定したゴンザレスを
「検査そのものを信頼し、摂取しないと存在しない物質」(長谷川事務局長)と断じ、
厳罰を下した。世界的な潮流としても、「反薬物」への視線は厳しさを増していると
言える。
引用元
URLリンク(www.jiji.com)