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<欧州CL:マンチェスターU1-1(PK6-5)チェルシー>◇21日◇決勝◇モスクワ
歴史に残る素晴らしいゲームだった。PK戦での決着は正直、気の毒だった。押している
チームが敗れるのもサッカーの面白さだろう。事実上の世界一を争うにふさわしい両チームの
攻防に、終盤の土砂降りの雨も気にならなかった。
歴史的な一戦の立役者はチェルシーGKツェフだ。前半のマンチェスターUには、C・ロナウドの
先制弾のほかに、決定的なチャンスが2回あった。1つでも決まっていれば一方的な展開に
なっていただろう。しかし、いずれもツェフが防ぎ、チェルシーに流れを引き寄せた。同点以降は
チェルシーが勝ってもおかしくない展開内容だった。
試合開始前のセレモニーも、芸術の国ロシアにふさわしく、スタンドを盛り上げ、選手も高揚させ、
キックオフ直後から、ゆるみない試合に突入させた。120分間、互いに足がつるほど、激しく走り、
戦い尽くした。延長終了直前のドログバの退場がPK戦に響いたかもしれない。蹴るべき選手が
いない分、他の選手に微妙に影響したかな。
現在、世界最高峰のリーグを引っ張るマンチェスターUとチェルシー。両チームのオーナーは
米ロの富豪でもあり、ライバル意識はとても強い。最後にクラブの歴史、伝統の差が出たと
いったらチェルシーには酷かもしれないが、素晴らしい敗者だった。
ソース:nikkansports.com
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