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日本サッカー界のシンボルとなっている3本足のカラス「八咫烏(やたがらす)」を
デザインしたエンブレムが、北京五輪に出場する日本チームのユニホームに
使用できない見通しであることが20日、明らかになった。
商標表示についてのガイドラインを厳格化した国際オリンピック委員会(IOC)が、
日本オリンピック委員会(JOC)に通達した。連絡を受けた日本サッカー協会では
「IOCと国際サッカー連盟(FIFA)の結論を待って事態に対応するしかない」
(渡辺真人代表チーム部長)としているが、メーカーのロゴなどとは違うため
日本ばかりでなく参加各国にも波紋が広がりそうだ。
代表ユニホームの各国エンブレムは2004年アテネ五輪では使用を許可されていた。
八咫烏は神武天皇を大和に道案内したとの伝承があり、日本サッカー協会では
「ゴールに導く神の使い」としてシンボルマーク、エンブレムなどに長年にわたって
使用している。
IOCは北京五輪のガイドラインで「(国旗などを除く)メーカー商標以外の商標を、
衣類や用具に表示することは一切認められない」と明記。
関係者は「各国協会のエンブレムはレプリカを売るなど商業行為につながる
可能性がある」と指摘している。
日本サッカー協会の松田薫二広報部長は「現時点ではフル代表と同じユニホームを
予定しているが、場合によっては変更の可能性もある」と話している。
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日本サッカー協会のシンボル「八咫烏」のエンブレム
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