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初顔・多田野に封じ込まれたイーグルス打線
初対戦となった日本ハム先発・多田野の前に、藤井彰人が放ったわずか１安打に抑え込まれ、
二塁すら踏むことが出来なかったイーグルス打線。あっさりと初勝利を献上してしまった。
試合後の野村克也監督は、重い口を開くと「ＩＤ野球は初ものに弱い。データがないからな」と苦笑い。
「参考資料がないから、指示を出せない。スピード感とか変化球の曲がりと具合は、
体感しないと分からない」と険しい表情で説明した。
池山隆寛打撃コーチも、試合後には首をひねり「素直なまっすぐだった。
いいピッチャーには見えないんだけどね…」と打ち崩せなかったことに無念そうだった。
主砲・山崎武司は、多田野と２度対戦。第１打席は左飛、第２打席は遊ゴロと、どちらも打ち取られた。
「あの程度のピッチャーにやられて、情けない」と突破口を開けなかった自分を責めた。
さらに「何の特徴もないピッチャー。何となくやられた。抑えられるとは思わなかった」
と悔しさをこらえきれない様子。「１４０キロも出ないストレートにやられていては…。
テンポを崩しきれなかった」と最後まで後悔の言葉が続いた。
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池山 「いいピッチャーには見えないんだけどね…」
山崎 「あの程度のピッチャーにやられて、情けない」
鉄平 「簡単に打ち崩せると思ってた。何故か打てなかった。」