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柔道の全日本選手権準々決勝で敗れ、北京五輪代表を逃した井上康生選手(29)=綜合警備
保障=が、英国で指導者としての道を歩むことが29日明らかになった。日本オリンピック委員
会(JOC)の海外指導者研修制度を利用し、早ければ年内に英国へ渡る。
大会後の東海大OBらによる打ち上げ会で、井上は「今後は指導者として、人間として成長し
ていけるように頑張る」と語り、現役引退の意向を表明。近日中に正式な引退表明記者会見を
開く。
英国での研修は、既に本人が2年ないし3年の長期滞在を希望している。今年1月に結婚した亜
希夫人も「本人の意思に従うだけ」と話し、夫婦そろって新天地で第二の人生のスタートを切
る。
井上の恩師であり、やはり引退後に英国でコーチ研修の道を歩んだ全日本柔道連盟の山下泰
裕強化副委員長は「これで康生に一つの区切りがついた。立派だった。後輩たちは康生先輩が
やってきたことを一つでも二つでも学んで今後に生かしてほしい」と語った。
井上は100キロ級時代にシドニー五輪金メダル。世界選手権も1999年から2003年まで3連覇し、
体重無差別で争う全日本選手権も01年から03年まで3連覇して柔道界の「3冠」と呼ばれるタイ
トルをすべて手にした。