08/04/19 03:19:32 yJCkO0NG0
続き
練習は毎日キッチリ行っているが、もっぱらキャッチボールとトスバッティング中心だ。「同級生もおらず、
気持ちもめいってしまうでしょうから、極力近隣校へ“出げいこ”に行っています」(飯田教諭)。
大会前に飯田教諭ら3人で何とか頭数をそろえたが、メンバーはバレー部から新聞部までさまざま。
華の1番サードを務めた3年生もアニメ研究部に所属し、野球経験は小学生時代の1年間だけという。
そんな逆境の中でも、単独での出場にこだわる理由を、松崎主将はこう話す。
「父と同じ川本を選んだからには、やっぱり川本として出たいですし、出場すらできない
学校に比べれば幸運だとも思っています。試合はもちろん勝ちたかったですが、
今回もこんな結果になってしまい、試合後に監督と両親に、『こんなに点を取られて申し訳ありません』と謝りました」
監督は「一生懸命やったんだからそれでよい。全力で野球すればよい」。両親からも
「落ち込むな。気にするな」と激励されたが、くやしさは収まらない。
「学校のみんなは野球に全然興味がないし、『バイトが忙しい』といって参加してくれませんから、どうしても守備が課題になります。
それでも協力してくれる同級生や飯田先生のためにも、最後の夏も出場して必ず勝ちたい」
勝った進修館は「球児はみな頑張っています。まだ1回戦ですし、特にお話することはありません」と川本を気遣った。
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