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カブスの福留孝介外野手は６日、アストロズ戦に５番右翼で先発出場し、
３打数無安打、１四球で４試合ぶりに快音は聞かれなかった。
カブスは３－２で初の連勝。カブスファンの間では「福留ハチマキ」が
大流行するなど、本拠地開幕６試合で、福留人気が完全に定着した。
前日は５試合終了時とはいえ、打率．５００でブルワーズのケンドールと
並んで首位打者に立っていた。出塁率．６００もケンドールとともに１位。
ところが、この日は広いストライクゾーンに苦しめられサッパリ。
１回２死一、二塁の好機で大歓声に迎えられて打席に入ったが、
相手先発バッキーに空振り三振。その後も中直、四球、三ゴロで、
打率は．４２１で８位タイ、出塁率は．５４２で２位に下がってしまった。
さらに守備では、３回先頭の相手投手が打った右前へのゴロを後逸、
二塁打としてしまい、その走者が同点のホームを踏む最悪の展開。
それだけに福留は「２つ続けて（勝ちを）取れたので。僕としては結果は
どうであれ、勝つことが一番」とホッと一安心だった。
とはいえ、福留人気は絶大だ。開幕前日は「そんなに作って大丈夫か」と
思われた背番号入りユニホーム、Ｔシャツがバカ売れ。スタンドでは人気の
リアーノ、リーと同じぐらい「背番号１」を着たファンが多い。
また、奇妙な人気となっているのが、ハチマキだ。公式グッズショップではなく、
球場外の露天で売られているもので、１本１０ドル。「福留孝介」、「福留」と
書かれたものが何種類かあり、それ以外にも「必勝」「一番」「神風」「万歳」と
書かれたものまで売られている。日本語は読めないため、逆さにつけている
ファンもいるが、“ハチマキ・ファン”は軽く２００人を超えていた。
人気について福留は「それは（グラウンドからは誰のを着ているのか）見えないので。
わからないです」と、ユニホームやハチマキをしているファンがどの程度いるのか
自分ではわかっていないようだが、人気は上昇する一方だ。
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