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落合監督は悠然 「野球だもん」
あと7個のアウトからの大暗転。高橋由の打球に凍り付き、亀井の弾道に悲鳴をあげ、
小笠原の快音には声も出なかった。そんな試合後。落合監督の変わらぬコメントに
救われる。
「野球だもん。何でもありさ。失投? どんなボールを放っても、打たれるときは打たれるし、
打たれないときは真ん中でも打たれない。野球に失投はない」
打たれたから失投。それは落合の野球辞書には載っていない。ただ、打たれた理由は
どこかにあるだろう。それは「(バッテリーが)修正するさ。きのう、きょう野球を始めた
わけじゃないんだから」。4点差あった。先頭打者を出さないという禁、走者をためない
という禁を犯し、さらに一発を警戒するという鉄則を守れなかった。この衝撃的な負けを
目の当たりにすれば、交代機を口にする人もいるだろう。だが、そこは即座に、そして
明確に反論した。
「打たれた、打たれないじゃなく、これからウチの軸になって勝っていくピッチャー。
あんなところでは代えませんよ」
勝ち越されてベンチから立ち上がった。エースである。7回である。たしかに“不動”が
正解なのだろう。現状の中継ぎ陣にスイッチして打たれたら、それこそ目も当てられない。
ただ、現実として東京ドームで『巨人の野球』を許した。寝た子を起こしたのではないか。
それが怖い。
「(2発でひっくり返した)初戦の裏返しだろ。相手が連敗しているときにエース級がいくと、
意外に(こういうケースが)あり得るんだ」
巨人の連敗が止まり、中日の連勝が止まった夜。1つ勝つ難しさも教えられた。
引用元
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
中日ドラゴンズ 公式サイト
URLリンク(dragons.jp)