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・ケンカにあけくれ高校中退”元ヤン”ピアニスト 天平参上 鍵盤上等 (東京中日スポーツ)
ケンカ好きの元ヤンキーで、肉体労働の経験もある異色のピアニストがデビューする。
自ら作曲した作品にこだわり、卓越したテクニックはすでにワールドクラスの評判だ。
神戸出身で米ニューヨーク在住の天平(てんぺい=27)がその人。
10日、都内で行われるデビューコンベンションで、豪快にして繊細な演奏を披露する。
「これってグラミー賞とれるんですか」。
6月18日発売のデビューアルバム「TEMPEIZM」を録音し終え
真顔で話す天平に、さすがのスタッフも驚いた。
決して大言壮語するタイプではないが、才能と努力の結果を自分自身が
最も楽しみにしているように映る。
ピアノを始めたのは5歳の時。
姉と兄がエレクトーン教室に通っていたからという単純な理由だった。
その後、「自然に」ピアノから遠ざかる。
小学生当時、あこがれていたのは、ジブリアニメ「天空の城ラピュタ」に出てくる
少年パズー。どんな難局でも状況を打開してしまう能力にしびれた。
「もっと強くなりたい」という思いと「我が強かった」せいで、よくケンカをしたという。
担任教師は、両親に「ものすごい協調性のない子。どう教育したらいいか分からない」と嘆いた。
中学2年の時、当時住んでいた神戸で阪神淡路大震災に遭い、大阪・堺市に転居。
転校先でも、ケンカの日々。高校へ進学したものの半年で停学をくらい、そのまま辞めた。
一人暮らしを始め、とび職、ガソリンスタンドの店員、引っ越し屋、解体作業員と職を転々。
日当を手に仲間と飲み歩いた。
「何のために働いてんのかな」。
そう思い始めたころ、音楽専門学校が開校することを知って入学。
ロック好きだったこともあり、バンド活動を始めた。
大きな転機が訪れる。お披露目イベントで注目されたが、教師から
「もっとできるはずやと思ってんねん」と言われ、人に期待されていることを初めて自覚。
「頑張ろう」と本気になった。
(>>2-5に続く)
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