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(>>1の続き)
この後、篤姫は江戸に輿入れの運びとなるが、そこから先は何度となく映画や
ドラマで描かれてきた『大奥』の世界。
直近の2003年フジテレビ版『大奥』に当てはめれば、篤姫(天璋院篤子)は菅野
美穂ということになる。
ちなみに、堀北真希扮する和宮は『大奥』では安達祐実、稲森いずみの滝山(瀧
山)は浅野ゆう子だった。時代劇や大河ドラマはあまり見ないけれど、恋愛ドラマ
感覚で『大奥』を見ていた層が『篤姫』にチャンネルを合わせることも期待できる。
一方、もうひとつの強みは、「こんな軟派な作品は大河じゃない!」というような
筋金入りの時代劇ファンの心をも溶かしてしまいそうな宮崎あおいの天真爛漫
な笑顔だ。
単にかわいいだけでなく、30作近い映画に出演し、朝の連続テレビ小説『純情きら
り』にも主演、子役から叩き上げてきた確かな演技力はあなどれないものがある。
また、『新選組! 』の新選組総長・山南敬助役で人気を得た堺雅人が、家定役で
大河ドラマに戻ってきたのも大きな見どころの一つ。
バカ殿を装っているが実は……という深読みをさせてしまう見事なキャスティングだ。
男優陣では、肝付尚五郎(のちの小松帯刀)役に瑛太を起用したほか、徳川家茂
に松田翔太、坂本龍馬に玉木宏と、フレッシュな顔ぶれが登場を控えている。
原作の宮尾登美子は、滝沢秀明主演で高視聴率をマークした大河ドラマ『義経』
などの原作者でもあり、今後のストーリー展開にも不安要素は少ない。
各話のタイトルも「大奥入城」(第19回、5月11日放送予定)、「婚礼の夜」(第20回、
5月18日放送)と明快で、「話題になっているし、ちょっと見てみようか」という気にさせる。
しかも、見てみれば少しも難解なところがなく、ドラマティックで面白い。
分かりやすいという魅力はキープしつつ、「1回ぐらい見なくても平気」と思われたり、
飽きられたりしない程度の質を保てれば、このまま快進撃が続くに違いない。
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1が立った時間 2008/03/22(土) 11:24:12