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フランスには「オレンジの木はオレンジとして評価されなければならない」ということわざがある。
とはいえサッカー選手の場合は年俸だけで評価されるのではない。年俸が少なくても、人気による
広告収入でいくらでも実力による年俸の差を克服することができる。
日本の天才MF中田英寿が欧州のサッカー選手らの2003年総収入で6位(1200万ドル〈約12億3000万円〉)に
上がったとき、欧州のメディアは「オレンジ理論」を持ち出した(1位はジダンを抑えベッカムが制した)。
中田がセリエA時代のペルージャとASローマで見せた実力と人気は、現在の朴智星(パク・チソン)の
それとは次元が違っていた。
イタリアでのデビュー戦となったユベントス戦で2ゴールを挙げて派手なデビューを飾った中田。車範根
(チャ・ボムグン)以降、中田は欧州サッカー界に現れたアジアのスターだった。
控えメンバーの朴智星が大事な試合でたびたび外されるのとは対照的に、中田はほとんどすべての試合に
出場し、チームの攻撃を組み立てた中核メンバーだった。
ほとんどの攻撃は中田から始まり中田で完結した。
中田の試合を見るために数十万の日本人観光客がイタリアを訪れ、記念グッズも飛ぶように売れた。
中田はセリアAのペルージャ時代、1998-99シーズンの正規リーグだけで10得点を挙げて一躍スターに浮上した。
さらにその後のASローマでも、相変わらずチーム攻撃を主導するスター選手として活躍した。
中田は並外れた実力と人気を基に、多くのCMや広告にモデルとして起用された。コカコーラやナイキ、トヨタ、
キヤノンなど、欧州に進出している日本企業の主なモデルは中田だった。
30代初め、突然ハーバード経営大学院のMBA(経営管理学修士)課程を履修して第二の人生を歩みたい、
とこつぜんとサッカー界から姿を消した中田。今後、彼を引き継ぐアジア界のサッカースターは誰になるだろうか。
現在のところ、朴智星となる可能性が最も高い。
しかし朴智星はまだ、プレミアリーグ通算7得点目を挙げたにすぎない。実力においても人気においても中田の壁は
高いように見受けられる。
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