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岡田“虎”が落合“竜”にかみつく「意味わからんわ」
五輪特別ルールに「ウチはやらんで」
戦前の予想で巨人Ｖｓ中日の一騎打ちのようにいわれ、セ・リーグでちょっぴり
カゲの薄い阪神・岡田監督が６日、中日・落合監督にかみついた。
落合監督がキャンプ中に発案した北京五輪中の「特別ルール」が実行委員会で
認められたのがコトの始まり。「ウチはやらんで。やりたいところはやればええんや」。
シーズンに入ってからも熱いバトルを期待したいものだ。
先日の実行委員会で、北京五輪の野球日本代表に３人（外国人も含む）以上
選ばれた球団は外国人選手の１軍登録枠が４人から５人になるという案が採用された。
このアイデアの“言い出しっぺ”が落合監督。２月のキャンプイン直後のことだ。
このとき岡田監督は「今さら何をいってるんや」と相手にしなかった。“大量派遣”が
予想されたのは巨人、ロッテなど少数派で、落合プランが認められることなど
予想だにしていなかったからだ。
「ホンマ、変なルールを決めるよな。でも、ウチはいらんよ。（助っ人５人制を）
やりたいところはやればええ」と岡田監督。「それにしても３人以上選ばれない
チームも賛成するなんて。意味がわからんわ」と憤っていた。
実は阪神もアジア予選に出場した新井、藤川、矢野にくわえ、久保田も選ばれそうな
情勢で、救済措置を受けられる立場になる可能性大。だが、支配下の外国人選手が
フォード、アッチソン、ボーグルソン、ウィリアムスの４人で、残るはテスト入団の２人
となれば、５人枠など使いようがない。
「新しい助っ人？ これから探してもいいのはおらんよ。早く決まっていたら考えようも
あったが…」（岡田監督）
落合Ｖｓ岡田。２人の因縁は現役時代にさかのぼる。当時、選手会長だった
岡田サンはＦＡ制度の確立に尽力をつくしたが、非協力的だった落合監督が、
真っ先に「ＦＡ宣言」したのが始まりだ。今も試合前のメンバー交換のときに目を
合わせないほどの関係だ。
>>2以降へ続く