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ドアラの逆襲…“リスドラ”危機乗り越え大ブレーク 摩訶不思議な魅力で全国席巻
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原巨人は５日のオープン戦で宿敵・落合中日に完敗したが、今週末にさらなる脅威が
待ちかまえている。中日のマスコット「ドアラ」の東京初襲来だ。
ドアラ人気の裏付けは、誰も説明ができない。動画投稿サイトで人気沸騰したのが、
昨年１１月ごろ。今年１月３日に愛知県内でトークショー（ドアラはしゃべれないため、
ホワイトボードを使っての筆談）を開いた所、１７００人のファンが殺到した。
２月２２日には、ついにドアラ著の「ドアラのひみつ かくさしゃかいにまけないよ」
（ＰＨＰ研究所）が初版７万部で 発売され、全国の書店で売り切れ続出。即５万部が
増刷されている。このドアラ、顔はコアラで、体は人間。正直言ってグロテスクな
感があり、記者にはとても人気が出そうなキャラクターには見えない。むしろ相棒で
竜を模した「シャオロン」と「パオロン」の方が子供や若い女性にウケそうだが…。
ドアラが登場したのはナゴヤ球場を本拠地にしていた時代の１９９４年。９６年に
ナゴヤドームへ移転しシャオロンが登場した際、ドアラの「処分」が検討されたという
トホホな過去を持つ。スポーツ紙上では「ドラミ」（それはドラえもんの妹！）と誤記
されたことも。にもかかわらず、現在のブレークの背景は－。
著書担当のＰＨＰ研究所ビジネス出版部、太田智一さん（３１）は「もう“気味が悪い”
ほどの人気です。売れるとは思いましたけど、まさかここまでとは。ドアラのファンの
５－６割が２０歳代の若い女性です。最近は『ドアラがプロ野球チームを応援している
と知って、野球を見るようになりました』という逆現象も起こっている。阪神のマスコット
『トラッキー』が活躍している関西ではダメだろうと踏んでいたのですが、そこでも
売れています」と首をひねるばかりだ。
そのドアラが今週末の８、９両日に、都内の書店３カ所で出版イベントを開く。
各回定員１５０人は既に札止めだ。ある書店では先月２１日に整理券を発行した所、
開店前から１００人が列をなし、問い合わせの電話で回線がパンクした。
>>2以降へ続く