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水泳合宿の高地トレ死亡で両親提訴
中国・昆明での高地トレーニング中、20歳で死亡した日本体育大学
水泳部の宮嶋武広さんの両親(大阪府東大阪市)が28日「平地よりも
体に負担がかかるのに安全や体調の管理を怠った」として、大学を
運営する学校法人「日本体育会」と同行のコーチに計約9500万円の
賠償を求め、東京地裁に提訴した。
宮嶋さんは2005年の日本選手権の1500メートル自由形で2位に
入った有望選手。心肺機能を高めるための高地トレーニングでの死亡事故
をめぐる訴訟は初めてとみられ、安全管理の在り方についてスポーツ界
全般に影響を与えそうだ。
提訴後に記者会見した父猛さん(59)は「オリンピックを目指して
いたのに踏みにじられた。大学側から十分な説明がなく、不信感と怒り
を覚える」と訴えた。
日体大広報課は「現段階では訴状を受け取っておらず、コメントを控える」
としている。
訴状によると、宮嶋さんは06年3月2日から、標高約1900メートル
の昆明での合宿に選手9人、コーチ1人らのメンバーで参加。同25日午後、
プールで50メートル2本の潜水などをした後にけいれんを起こし、病院に
運ばれたが約3時間後に死亡が確認された。
両親側は「高地は平地に比べ潜水の危険性が高いのに、大学側は十分に
知らせていなかった。高地トレーニングに必要な体調管理も怠った」と主張。
心臓に電気ショックを与えて救命を図る自動体外式除細動器(AED)も
携行せず、救助態勢も不十分としている。
ニュースソース スポニチ Sponichi Annex
URLリンク(www.sponichi.co.jp)