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【四季折々】楽天・マー君は間違いなく松坂を追う
何度か小欄でも紹介しているが、MLB(メジャーリーグベースボール)のバイブルになっている、
「ベースボール革命」(原題・diamond appraised、クレイグ・R・ライト、トム・
ハウス共著、薙野正明訳、ベースボールマガジン社刊)の本文のなかに、「若い投手の保護」という項目がある。
要約すると、「10代の投手はシーズン200イニングまたはかなりの投球回(150イニング以上)と、
BFS(batters faced per start=先発投手が登板ごとに平均して何人の打者と
相対したかを求める公式。25歳以前の若い投手がBFS30・30人以上の打者=を超えて投げると致命的になる)
が28・5を超えることは絶対に許されるべきではない」。「10代の投手は中3日で起用してはならない」。
「20歳から22歳の投手については、シーズンを通して先発した場合の平均投球数は105球
(BFS30・0に相当する)を超えてはならない」などとある。
ルーキー1年目を“パ・リーグ新人王”で飾った田中将大投手(楽天)は昨シーズン、28試合に登板して
11勝7敗、勝率・611、防御率3・82の成績だった。内容をさらに精査すると、投球回186回1/3、
投球数3109、対戦した打者800人、被安打183、奪三振196、与四球68、平均投球数111球、
120球以上投げた試合は10試合、最多投球数は150球になっていた。
(続く)
SANSPO.COM 東北 2008年02月26日 更新
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エースの風格を漂わせる楽天・田中。大投手への道を着実に歩んでいる
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