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「イチロー８０盗塁できる」発言の裏にある監督の考えとは
2008年2月26日 (火) 11:24 MAJOR.JP
【ピオリア２５日＝Jim Street / MLB.com】
シアトル・マリナーズのジョン・マクラーレン監督は昨オフ、「イチローには
年間８０盗塁してほしい」と語った。しかし、それは本気で期待しているもの
ではない。イチロー自身も「８０盗塁は可能。ただし、７０回刺されてもいい
のなら」とハードルの高さを認めている。
メジャーリーグでは１９８８年を最後に８０盗塁をクリアした選手は出てきて
いない。ただし、７０台となると昨季ニューヨーク・メッツのホセ・レイエス
遊撃手がクリアするなど、何人かの選手が到達している。イチロー自身が本気で
達成したいと望んだとしたら、届きそうなレベルではないだろうか。
しかし、マクラーレン監督の思いとしては「ただ単に８０個稼ぐために走って
ほしいとは思わない。すべて（の盗塁）が勝ちに結びつくものであってほしいから」
というのが本心のようだ。ライバル球団のロサンゼルス・エンゼルスが機動力野球
で敵の野手をかく乱するように、マクラーレン監督もイチローほか数人の俊足
ランナーには、機動力を効果的に発揮し、敵チームにプレッシャーを与えて
ほしいと考えている。
また、年間６０盗塁の球団記録を持ち、現在は解説者のハロルド・レイノルズ氏も
「監督が望むなら、イチローは球団記録を塗り替えられると思う」とは言う一方、
もっと別のことを期待する。「塁に出れば、相手バッテリーは足を警戒するあまり、
後続に対して速球主体の攻めにならざるを得ない。また、走ることは後続の
ヒットゾーンを広げる効果もある」
ニュースソース
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