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【ベロビーチ（米フロリダ州）＝米沢秀明】ドジャースの黒田博樹投手が２２日、フリー打撃練習で
マウンドに上がり、渡米後初めて大リーガーと対戦。のべ６打者に３３球を投じてヒット性の当たりは
わずか２本と好投した。主力選手たちからは、「１５勝はいける」「何だあの球は」と絶賛の声があがった。
黒田がこの日対戦したのは、高い身体能力で大リーグ屈指の遊撃手、ファーカル、同じく２０００年
リーグＭＶＰ、球宴５回の強打者、ケント二塁手ら４人。ファーカルは留置場から球場に通ったことが
あり、ケントも激しい気性で知られるが、黒田のボールがこのワイルドな２選手を黙らせた。
黒田は速球に加えてスライダー、シュート、フォークボールを低めへコントロール。ファーカルは内野ゴロ
を打つのがやっと。ケントも詰まった当たりで何とか中前に落としたが、キレのいい変化球にバットが空を
切る場面もあった。
ファーカルは「スライダーとフォークがいい。素晴らしい球を持っている。球威も十分で初めて対戦する
相手としては打ちづらい。１５勝は確実にいくだろう」と黒田の投球に舌を巻いた。
ベテランのケントは普段は人を褒めない性格だが、「良い球投げるとは聞いていたが、かなり練習して
きやがったな」と珍しく賛辞を贈った。
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ZAKZAK
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