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ヤンキースの松井秀喜外野手(33)が20日(日本時間21日)、タンパ(米フロリダ州)で
6年目のキャンプインを迎えた。手術した右ひざに不安を残し、メジャーで初の
別メニュースタート。実戦復帰のメドはまだ立たず、開幕戦出場より回復を優先させる
考えだ。ジョー・ジラルディ新監督(43)はオープン戦でのDH起用方針を打ち出しており、
開幕までに左翼の定位置奪回は難しい状況となった。
自主トレ時よりワンランクギアを上げた。それでも走りはまだぎごちなく、ノックは左右に
球を散らされる他の外野手に対し、松井の時だけ正面に軽い打球が。昨年11月に
内視鏡手術を受けた右ひざは、キャンプ初日には間に合わなかった。
「今までと少し違うキャンプインになってしまった。もちろん、開幕までに100%になれば
いいけど、ならない可能性だってあるわけですから。開幕戦までにという線引きはしない」
開幕にこだわるよりも、まずは完治を優先させる。「焦らないことが大事。また戻ることが
一番よくないこと」とはやる気持ちを抑えるように語った。かねて「外野に戻ることが僕の
ゴール」と完全復活を誓ってはいるが、初日を見守ったジラルディ監督は「オープン戦の
初戦にという考えはない。復帰の課程として出場はDHになるだろう」と
オープン戦序盤の欠場と、当面はDHでの起用方針を打ち出した。
この日も守備練習以外はほぼフルメニューをこなしており、一番の課題は守備。
「打つ、走るは大丈夫。動いていて、減速する時だけですね。若干まだ怖さがある」と
話す。オープン戦中盤に復帰以降も、守備での実戦機会が失われれば、デーモンとの
左翼定位置争いで後れを取る。3月31日の開幕ブルージェイズ戦までに左翼の
定位置を奪うことは事実上難しい。
それでも松井は笑顔で「もちろん開幕に100%でいることが大切だし、その準備を
しっかりしたい。でも楽しみではあるんです、日々良くなっていくというのは。逆に
楽しみながらいきたい」と語った。状況を受け入れ最善を尽くす。勝負はその先に
あると信じて前を向いている。
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