08/02/22 01:16:21 0
URLﾘﾝｸ(www.zakzak.co.jp)
URLﾘﾝｸ(www.zakzak.co.jp)
この半世紀で米英のポップス界に最も影響を与えたのはだれか。世界規模でアンケートを取
れば、ビートルズと並んで１位を争うと言われるバート・バカラック＝写真＝が、１１年ぶり
４度目の来日公演中だ。
５月に８０歳を迎えるとは思えないダンディーさで、ピアノやキーボードを操りながらフル
オーケストラを弾き振り。１７日には東京国際フォーラム ホールＡで、ポップス来日公演の
最高齢記録を塗り替えた。
１９５０年代に作曲活動を始めたバカラックは、１２０曲以上が米英チャートでトップ４０
入り。そんな天才も舞台では「ミュージシャンとしてスタートした頃は、１日５曲作れると思
っていたら、１年半も仕事がなかったよ」と茶目っ気たっぷりに告白する。
男女３人の専属シンガーが、往年のディオンヌ・ワーウィックやダスティ・スプリングフィー
ルドの楽曲をメドレー。
ブラックスーツを身にまとい、中腰姿勢のノリノリでピアノを弾きながら、指揮する離れ業
は精悍そのもの。後半の映画音楽コーナーでは自らボーカルをとり観客を沸かせた。「雨にぬ
れても」「アルフィー」「遙かなる影」「ルック・オブ・ラヴ」「愛のハーモニー」など大ヒ
ット曲が途切れなく紡ぎ出される。
自らの青春を重ねる客席からは涙を流す人が続出で、全４０曲、２時間のステージは、まる
で米ポップス史の一大絵巻。パンフレットには松任谷正隆、槇原敬之、高橋幸宏、矢野顕子、
小林武史、佐野元春らが賛辞を寄せ、改めて日本への影響力をもうかがわせた。
少し前にはポリスの再結成公演で東京ドームが興奮のるつぼと化したばかり。６０－７０年
代を代表するバカラックに、８０年代のポリス。ともに米名門レーベルＡ＆Ｍを支えたアーテ
ィストの公演が続く。ラストを飾る２２日の大阪・フェスティバルホール公演はバカラックフ
ァンにとって、稀少なステージとなりそうだ。