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松井秀、6年目のキャンプが始まる 焦らず慎重に調整!
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フリー打撃を行うヤンキースの松井秀=タンパ(撮影・原田史郎)
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速度を徐々に緩め、慎重に止まる。ランニングに取り組むチームメートから離れ、
6、7割の力で走る松井秀の姿があった。「今年は今までとちょっと違ったキャンプに
なってしまったけど、現時点でできることはやったつもりです」。
ヤンキースで6度目となるキャンプが始まった。
昨年11月に右ひざの内視鏡手術を受けた。屋外での練習をほとんどせず、
キャンプ地に入った。「逆にそれで良かったと思っている。寒い中でやって
無理をしても良くない」。治療とトレーニングに専念していた。
オフシーズンの間に、軟骨に含まれる成分を右ひざに6度、左ひざに3度注射し、
滑りを良くした。ウエートトレーニングを重ね、左右の太ももは同じ太さに戻った。
減量を勧める声もあったが、鍛え抜いてベスト体重の104キロでキャンプインした。
「良くなっていくのが、楽しみでもある。逆に楽しみにしながらいきたい」
29日から始まるオープン戦の序盤は、欠場することになるだろう。
「とにかく焦らないこと。後戻りするのが一番良くないことですから」。
一歩ずつ進む。(共同)
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