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俳優、松田翔太（２２）が映画「イキガミ」（瀧本智行監督、９月末公開）に主演することが２０日、分かった。
２４時間後に死ぬことを伝える予告証「逝紙（いきがみ）」の配達人役で、骨太なヒューマンドラマに初挑戦する。
原作は、漫画家の間瀬元朗氏が平成１６年に「週刊ヤングサンデー」に読み切り作品として発表。
衝撃的な設定と生きることの価値を訴える骨太な内容で反響を起こし、不定期連載に。
単行本でも４巻発売され、その総売り上げが１００万部を突破した話題作だ。
翔太演じる逝紙配達人は、死に直面して極限下に陥る人間と真正面から向き合い、
葛藤しながらも淡々と職務を遂行する役どころで、複雑な心理を抱えた演技が要求される。
映画化の権利を５３社争奪の末、獲得したＴＢＳ映画事業部の濱名一哉部長は「色気のある独特な存在感の中に、
弱さや強さの両方を内に秘めている。さすが、特別なＤＮＡをしょっている」と翔太にほれ込んでいる。
原作を読んだ翔太は「あす死んでしまうとしたら、きょう自分は何をするのか。誰もが一度は考えたことがあるはず。
なかなか判断できない難しいテーマですが、自分の役と一緒に考えながら撮影に入りたい。
『イキガミ』を届ける覚悟はできています。撮影が待ち遠しい」と気合十分。
撮影は３月４日から２カ月間。父、故松田優作さん譲りのカリスマ性あふれる演技で、大きな感動を巻き起こしそうだ。
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