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新栄の歴史 （浅田の生地）
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名古屋市中区新栄Ｂ地区の歴史
名古屋の中心、栄から少し東に行ったところのある新栄。ここのＢ地区は非人系Ｂ地区で
、寛永年間（1624～1643）に各地の村や町を追いやられた流れ者達（天然痘患者や貧民）
を救済するための小屋が建てられたことから始まりました。
それから流れ者達がどんどん増えて行き非人部落として認定されると、
ここの非人たちは尾張名古屋と信州飯田を結ぶ飯田街道（地図の赤い道）の警備に従事していました。
名古屋に住んでいた曾祖母の話ではこのＢ地区は昔はかなり広大で、
南西の丸田町の辺りまで広がっていたそうです。治安もそうとう悪かったらしく、
親から「奥田町（昔のこの辺りの地名）には絶対に行くな。住人ともかかわるな」と言われていたほどです。
ここは1977年（昭和52年）住宅地区改良事業で地区指定されています。
市営新栄荘①
Ｂの痕跡を消したい名古屋市がＢ地区の土地を全部買収し、
子汚いＢ民の不良住宅を全部ぶっ壊し、その跡地に立てたのが市営新栄荘です。
同時にここの地名であった「王子」の名前も消されました。１
０階建て以上、１００戸以上のでかい建物６つと中規模な６階建て１つの全部で７棟７１９戸と構成されており、
おかげでＢ地区面積はかなりコンパクトにまとめられていますが、ここに収まりきらなかったＢ民もおり、
そのＢ民は近くにある千種荘、鶴舞荘、小針荘に住んでいるものと思われます。