08/02/14 13:47:11 0
金子 クラブW杯で世界への道はできた。これで沖縄から世界一が生まれる可能性って出てきたわけで
すよね。トルシエとは「ベトナムに選手を探しに行こう」と話しています。僕は先日の北京五輪予選
で日本と戦ったベトナムに胸を打たれたんです。彼らには経験はないかもしれないけど、魂がある。
それが20年前の日本代表とかぶるんです。ベトナムのほかにアフリカにも選手を発掘に行くつもりですよ。
二宮: アフリカ?
金子: はい。アフリカ、ベトナム、それから極東ロシア。今までJリーグがあまり手をつけていない
ところで選手を発掘しようと。その考えにはトルシエもすごく賛同してくれている。
二宮: 僕はトルシエのことをよく知らないんだけど、そんなに信頼に足る男なの?
金子: 僕は会って話してみて、信頼できると思いました。日本代表時代に彼がやっていたサッカーは
大嫌いだった。でも、実際に話してみると、監督として結果を求められる立場では、それしかできなかった
というのがよく理解できた。それで、FC琉球で5年間というスパンで何をやるかという話をして、
意見がものすごくあったんです。「これだったらいける」と思いましたね。それで、トルシエに
「沖縄でクライフになってみるつもりはないか」と。
二宮: 金子君の中である程度の絵図はできているんだろうけど、やっぱり最後はケンカ別れする方に
オレは賭けるな(笑)
金子: ハッハッハ。今何を言っても信じてもらえないと思いますが、トルシエと決裂する絵が本当に
見えないんですよ。まあ、見ていて下さい。
(省略)
二宮: ジネディーヌ・ジダンは、頭突きをしてしまったけれど、あれは「サッカー選手は辞めるけれど
男は辞めていないゾ」ということだと思うんですよ。
二宮: その意味で、07年12月のクラブW杯の時、カズが岡田武史日本代表監督とニコニコ笑いながら
話していたことにはガッカリしたね。カズは「あなたとは話せない」と青臭いことを言って欲しかった。
彼も大人になったのかなァ……。
金子: 確かに僕がカズの熱狂的なファンだったとすれば、せつなかったでしょうね。未だに岡田さんに
対する怒り、絶対にあなただけは認めないという思いを持ち続けていたと思う。ところが、当の本人が笑顔で
相手に接してしまうと……。