08/02/08 10:06:03 0
名古屋遊軍記者の宮本は今年も中日の沖縄・北谷キャンプに張り付いている。
早朝の選手宿舎マークに始まって、深夜まで続くハードな密着取材だ。
張り切りすぎたのか熱発ダウン寸前に陥ったものの、頭から湯気を出しながら、
気迫の東スポ魂で動き回っている。
それくらいの気持ちで臨まないと、中日キャンプ取材には太刀打ちできない。
すべての練習メニューが終了するのが午後7時過ぎで、12球団唯一の6勤1休。
落合監督が例年以上の過酷キャンプを実施しているからだ。
「ケガ人も出なかったし動きの悪い選手もいなかった。上出来じゃないか」。
6日、オレ流指揮官は、ようやく終わった第1クールをこう振り返った。疲れた様子は
全くない。宮本も「監督は本当にタフだな」と感心するばかりだ。
そんな落合監督には特別な癒しグッズがあった。「監督はガンダムの人形を持って
きてました。15~20センチぐらいあったかな」(チーム関係者)。ガンダムおたくの
指揮官は沖縄でも、それでリフレッシュしているというのだ。
こうなるとオレ流ガンダム担当も兼務する宮本の血が騒ぐ。すぐさま多方面に
取材をかけたところ、落合監督が持ち込んだフィギュアは「機動戦士ガンダム00」に
登場する「ガンダムヴァーチェ」であることがわかった。「何か持っていく物ないか?」
と長男の福嗣さんに沖縄用のガンダムグッズを依頼して選んでもらった一品だ。
「荷造りの時に母ちゃんがヴァーチェを気泡シートに包んだのを見て、父ちゃんは
残念そうな顔をしていた。もっと触っていたかったんじゃないかな」(福嗣さん)。
ひょっとしたら指揮官はホテルの部屋でガンダムフィギュアをカチャカチャ動かして
気分転換している?
長いシーズンを戦い抜く上でオンとオフを切り替えることは重要なことだ。「オレも
何かのフィギュアを買ってみるかな」。宮本は額に熱冷まし用の冷却シートを
張りながら、いろんな癒しグッズを思い浮かべるのであった。
(東京スポーツ 2月8日販売号より)