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駅伝にかける青春を描く人気マンガを映画化した「奈緒子」（古厩智之監督）の
プレミア試写会が6日開かれ、主演の三浦春馬さん（17）と上野樹里さん（21）らが
舞台あいさつをした。メーンキャストや古厩監督らがジャージ姿で登場、
1月の箱根駅伝で優勝した駒沢大陸上部のメンバーも応援に駆けつけ、
宇賀地強選手（2年）から三浦さんに「奈緒子 大ヒット」のたすきリレーも披露された。
「奈緒子」は、坂田信弘さん作、中原裕さん画のマンガで93年～01年、
「ビッグコミックスピリッツ」（小学館）で連載された。
長崎県の離島で、海に転落した少女・奈緒子を救うため、命を落とした漁師の
壱岐健介の息子・雄介は、父の夢を継いで「日本海の疾風（かぜ）」と呼ばれる
高校陸上界期待の星に成長した。雄介は駅伝大会の給水所で奈緒子の手にした
水を拒否し、脱水症状で倒れてしまう。二人の事情を知る波切島高陸上部の
西浦監督が、夏合宿の間、奈緒子を部のマネジャーに迎え入れる……という
青春ストーリーだ。
奈緒子を「のだめカンタービレ」の上野さん、雄介を映画「恋空」の三浦さんという
注目の若手コンビに、西浦監督役で落語家の笑福亭鶴瓶さんが出演。
長澤まさみ主演の青春映画「ロボコン」の古厩さんが監督を務め、
人気バンド「ポルノグラフィティ」が初の映画主題歌となる「あなたがここにいたら」
を提供している。
「のだめ」でコミカルな音大生を演じた上野さんは「せりふに『……』が多くて、
難しい役でした」と寡黙なマネジャー役の演技を振り返り、「走っているみんなが
主役ですので、一生懸命走る姿を目に焼き付けていってください。
最後にはいい感動が待っています」と語った。三浦さんは「陸上部のメンバーとは
お風呂も一緒、食事も一緒で本当に部活みたいでした。だれかが故障したら
みんなでサポートする。そんな姿が詰まっています」とアピールした。
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