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元WBAライトフライ級王者の亀田3兄弟の長男・興毅(21)=協栄=が、横綱朝青龍を
反面教師にする。今年の目標に掲げる2階級制覇に向けて、16日、東京都内の
所属ジムで練習をスタート。3月にも8カ月ぶりとなる復帰戦を行う予定だ。2場所の
出場停止処分が解けた初場所2日目に初黒星を喫した朝青龍とは違い、復帰戦から
白星を並べて、無敗のまま2階級制覇を成し遂げる決意を見せた。
再起からの2階級を目指す興毅にとって、優勝21回を誇る現役最強の横綱も最高の
手本ではない。約1時間の練習始め後、書き初めで「初心」としたため、原点から
再スタートを誓う興毅は、知人でもある朝青龍に対して痛烈な言葉を口にした。
「朝青龍? (2日目に)負けたのは悔しかったな。せやけど、土俵下から相手をごっつ
にらんだり、土俵に上がるときも態度が良くなかった。あれはアカンな」
プロデビュー以来、度肝を抜く過激パフォーマンスを繰り返した興毅の口から出る
言葉とは思えないが、“横綱批判”は改心の表れ?
出場停止処分を受け、同じよう境遇に置かれた横綱を、勝負師として、知人として
注目していた。テレビ桟敷で観戦した初場所2日目に因縁の相手・稀勢の里に対し、
土俵上で品格を疑われる悪態をついた上に、完敗した姿は、昨年10月の謝罪会見で
パフォーマンス封印を宣言した興毅にとっては最高の反面教師のようだ。
昨年10月、二男・大毅(19)とWBC世界フライ級王者の内藤大助(33)=宮田=との
世界戦での反則指示行為などで、所属する協栄ジムから受けた3カ月の
試合出場停止処分が10日にようやく解けたばかり。心機一転となる08年を
「2階級制覇する年。フライ級のベルトを獲る」と位置づけ、今後、復帰戦に向け、
トレーナーを正式に決めるほか、本格的な練習を再開する。「スパーリングと試合は
違う。感覚を取り戻さないとな」。実戦感覚を取り戻せず、金星を配給した横綱を
見習わず、急ピッチで調整を敢行する。