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和田アキ子を怒鳴りつけ、ビビらせた大物女優は? 17日発売「おとなの叱り方」
嫌われたり、逆ギレされたりするのが怖い-そんな叱れない世の中に、歌手の
和田アキ子(57)が喝を入れた『おとなの叱り方』(PHP新書)をあす17日出版する。
芸能界で一目置かれる存在のアッコを縮みあがらせた名女優、山岡久乃さんの
思い出を夕刊フジに明かした。
芸能生活40周年を迎えた和田。大阪で“ミナミのアコ”と呼ばれた不良少女は、
芸能界で叱られて育てられた。「山岡のおっかぁに叱られて以来、今まで一度も
遅刻したことはないのよ。めっちゃ、怖かった…」と、ピンと背筋を伸ばして振り返る。
「『三男三女婿一匹』(TBS系、76-80年)っていうドラマで共演させていただいたん
ですけど、当時、私は横浜に住んでいてね。遠いでしょ。だから(新宿)2丁目で朝まで
飲んで、そのままテレビ局へ行ってたのよ」
和田は、すでに「あの鐘を鳴らすのはあなた」(72年)が大ヒットするなど、歌手として
人気街道をひた走っていた。その天狗の鼻をへし折られる出来事があった。
ある日、仮眠している間に寝過ごして、あわてて現場に向かうと、胃けいれんを起こし
てしまった。「何も食べないで飲んでばかりいたから…」。朝からビッチリ詰まっていた
撮影が滞った。
山岡さんのカミナリがスタジオに炸裂した。
「あんた、ドラマを何だと思ってんの! 歌手で人気があるかもしれないけど、ドラマは
みんなで作んのよ。あんたひとりのために、みんながダメになっちゃうのよ」
和田はマネジャーとともに顔を強ばらせ直立不動。すぐあとに、山岡さんは「あんたには
愛情が足んないのよ。好物は何?」と声を落とした。
「“肉じゃがとかナスの煮浸しです”って答えたら毎朝、作ってきてくださった」と和田。
叱るだけじゃない。心憎いフォローに完敗。以来、芸能活動で遅刻したことは一度もない。
出版にあたっては、「少女時代、不良だった私が叱り方の本なんて…」と、戸惑ったが、
その背中を今は亡き山岡さんが押した形だ。
>>2以降へ続く