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巨人・原辰徳監督（４９）が１５日、異例ともいえるＶ宣言を行った。
千葉・勝浦市の国際武道大体育学科の授業で「スポーツ戦略論２」をテーマに特別講師を
務め、９０分の授業中、３回にわたって「今年は必ず勝つ」と繰り返した。
今季のテーマとして「エースと４番をいかに作るか」と自立した選手の重要性を説き、
連覇、日本一奪回へ意欲を見せた。
講義が中盤に差し掛かったころだった。原監督の口調が突然、熱を帯びた。
「今年の戦い方が最も重要になってくる。去年ペナントを奪回したからこそ、今年は
必ず勝たなければいけない。今年勝たなければ、去年勝った意義、意味がなくなる。
今年は必ず勝つ」約２５０人の学生が見守る中、構内に響きわたるような大声で宣言した。
この日は４年連続４回目となる「原先生」の講義だった。題目はスポーツ戦略論。
「恒例行事」の授業で「必ず」という形容詞をつけて、３度もＶ奪回を誓ったのは異例と
いっていい。今オフはクルーン、グライシンガー、ラミレスと積極的な補強を行った。
「周囲からは巨大補強といわれるが、チームを強くするという意味では今日より明日、
今年より来年の戦いが重要になる。厳しい環境で若い選手が育って、近未来、
巨人の黄金期が来る」とし、冒頭の「必ず勝つ」につなげた。
奪回のテーマとしては、これまでも繰り返してきた通り「個」の重要性を説いた。
「いかにエースを、４番を作ることができるか。『オレがチームを引っ張るんだ』と
いう選手、そういう強い意識を持った選手が出て来てほしい」昨年はクライマックス
シリーズ第２ステージで中日に３連敗した。その教訓を踏まえ、どんな状況でも
折れることのない「柱」の存在がチームを救う―と力説した。
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大学で講師を務めた原監督
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