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DATE. 2008 . １ . 14
それはもちろん「浩二さん、おめでとう」なんだけど。
ウーン、殿堂入りへの関心っていってもどういえばいいんだろう。今年でいえば堀内と一緒に
山本浩二が選ばれてよかったなァ、現役時代の実績と指導者になってからの貢献度を
考えれば当然だとも思うし、友人としてもうれしかったことはうれしかったんだけれど、
自分になぞらえてみるとどうなんただろう。もちろん名誉なことには違いないとしてもなにか、
もうひとつピンとこないような気がする。
それはまだ自分がそういう名誉なことの対象資格者としてはあいまいである、ということになる
せいだと思っているからかもしれないんだけれどもうひとつ、殿堂入りというとなにか功成り
名遂げた高齢者というイメージが強いせいかもしれない。まだユニホームを着ている立場だから
浩二もさかんに「闘争心の健在」「闘争心の持続」を強調していたようだけれど、有難いことだと
感謝しつつも「おれはまだまだ仕舞い込まれたりせんぞ」という気持ちの方が大きかったんじゃあ
ないだろうか。また、そうでなくてはいけないんだけれど。
還暦なんてどうってことない。古希だって「古来まれなり」なんて誰もいわない。７０歳ぐらい
なんでもない時代なんだし、喜寿になったって「まだまだ〝通過点〟だから」ってお祝いを
したがらない人が増えているわけだけれど、いってみればそういうことと一緒で、もしも
そういうチャンスが来たり、仮に将来そういうチャンスに恵まれることがあるとしても、
わたしなんかはまだまだ先のこと。ずーっと先のことでいいと思っている。
（事務局のこの問いかけに向かって突然）、それにしてもおれはまだまだ忙しいんだ。
おれのことをわかっているならそういう話題自体、おれにはふってくるな。
星野仙一のオンラインレポート
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