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「ひとつ屋根の下」「高校教師」などで知られる脚本家、野島伸司が、14日スタートのフ
ジテレビ系“月9”ドラマ「薔薇(ばら)のない花屋」(月曜後9・0)で3年ぶりの連ドラ
に臨む。「過去の作品は忘れて、自分には代表作がないんだと思うように決めた」という野島。
メディアへの露出が極端に少ないことでも知られるヒットメーカーに聞いた。(松本明子)
シナリオを書き始めて20年以上がたつ。ここ3年は小説などに比重を置き、ドラマの世界
からは遠ざかっていた。
「職業作家として、自分を意識したときにひどくなってきたなあと思った。それに視聴率が
取れる内容をと色濃く出したときに視聴者がついてこず、訳がわからなくなっていやになった
こともあった。あと、当時の各局の仲間がえらくなってしまい、世代交代で若いプロデューサー
と仕事をともにする混とんとした気持ちの時期もあった」
ささやくような口調だが、言葉のふしぶしに本音が見え隠れする。
「視聴者を引き離さないようにどんな卑怯(ひきょう)な手を使っても見せたいと思ってい
た時期があったが、自分も年を取って穏やかになってきたのか、昔のドラマが痛くて見られな
いときもある。思い入れがないのにやってしまった仕事もいっぱいある。これからは一つひと
つの仕事をこれが最後だと思ってやろうと思う」
そんな新たな気持ちで挑んだ連ドラ。「薔薇-」は香取慎吾(SMAP)を主演に描くヒュー
マンラブストーリー。15年前の名作「ひとつ-」の成功で、愛を描くことには定評がある野
島ワールドが再び展開される。香取とは「未成年」(平成7年)以来の仕事。役者としての繊
細さを高く買っている野島が当て書きした。
「普通に暮らす市井の人だが、自分の闇を消したいと思っている主人公です。今回のドラマ
では“引きの美学”を見せようと思っている」
続く