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【新春インタビュー】歌手・和田アキ子 叱ることは愛情表現
「星空の孤独」で歌手デビューしたのが昭和43年。18歳だった。芸能界の姉御にも
そんな時代があったのだ。時は流れ、今年は歌手生活40周年。それを記念して
放つのが『おとなの叱(しか)り方』(PHP研究所、16日発売)。歌ではなく、硬派の
新書である。タガのゆるんだ日本の大人に活を入れる。とても「笑って許して」は
もらえそうにない。
≪叱られたい!?≫
まえがきのセリフがいい。《叱って、怖がられて、煙たがられて……。イヤなババァで
いいんです。そして、そのまま八十歳になって、真っ赤なマニキュアとくわえタバコで
ブルースを歌っていられれば、それでいい》。並の人間が吐いたってとてもサマに
ならないが、姉御にかかるとがぜんリアリティーが…。
「大人の叱り方だって? よりによって不良の私に何てことを頼むんだよ。PHPとかいう
会社、大丈夫なのか」
編集者から執筆を依頼されたときは、そう思った。だが、すぐに考えを改めた。
芸能界のみならず日本の社会を見渡しても「いい人」になりたがる大人ばかり。
「近頃の若いやつは」とこぼすだけで、みずから若い衆を叱る大人は、すっかり姿を
消したように感じていたからだ。
「野生児の自分がここまでやってこれたのは、周囲の大人がきちんと叱ってくれたから。
その思いがあるから、私はマネジャーや後輩をガンガン叱るんですよ」
日本の大人が子供や後輩を叱ることに困難を感じるようになったのはいつごろから
だろう。年配の方なら昔を思い出してほしい。ルール破りやマナー違反に対して、
親や教師、近所の大人がどんな態度を示したか。
「私自身はベテランになってしまって、叱ってくれる人が本当に少なくなってしまいました。
さびしいもんですよ。たまには《お前、最近調子に乗りすぎちゃいないか》と叱られたいもの」
>>2以降へ続く
★1 2008/01/07(月) 17:33:30
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