07/12/25 18:27:47 0
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トルシエ氏インタビュー 日本に「喝」
元サッカー日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏(52)が、日本サッカーの現状と未来を
語った。JFLのFC琉球総監督に就任し、再び日本サッカー界とかかわることになった同氏が、
このほど東京都内でインタビューに応じた。
◆レベル落ちた
―日本代表を率いた02年ワールドカップ(W杯)から5年。日本のサッカーは進歩していますか。
「アジア・チャンピオンズリーグで浦和が優勝し、クラブW杯で3位。Jリーグのレベルは高くなった。
しかし、00、04年と連覇したアジア杯では4位に後退。日本代表は過渡期にあり、レベルは
落ちていると思う」
―今の日本代表に足りないものはなにか。
「1人でチームを引っ張る、ずば抜けた選手が育っていない。批判ではなく、来日するたびに
再確認することとして伝えたい。組織力は素晴らしい。合理的できちんとしている。しかし、
驚くようなものを作りだせない。サッカーはとても人間的な競技で個が大事。(技術や理論
だけでなく)情熱が必要だ」
◆海外経験積め
―強化面で注文は?
「あえていえば外国でプレーする選手が増えてほしい。私が監督のころ、素晴らしい才能を
持った若い選手が何人もいた。しかし、25、26歳ぐらいで息切れしてしまった。日本を支える
存在に育ったのは中村俊と高原だけ。小笠原、本山、稲本、柳沢、鈴木もすごいキャリアを
積む可能性を持っていたが、今の日本代表に欠かせない存在とさえ言えないのが残念」
―なぜそうなってしまったのか。
「日本代表に集まると良いパフォーマンスを見せるのに、欧州のクラブに乗り込むと戦えない。
ハイレベルでの経験が足りないのに加え、欧州の指導者やスカウトの『日本人』への評価が低く、
経験を積むチャンスも少ないという背景がある」
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