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タイは侮れん！キングス杯視察のため、タイを訪れているサッカー日本代表の岡田武史監督
（５１）が、Ｗ杯アジア３次予選初戦の相手、タイ代表の強化策に驚いた。タイが２月６日の日本戦
（埼玉）まで、約２カ月の長期合宿を敢行し、さらに気候に慣れるために韓国合宿を予定している
という情報を入手。日本代表コーチだった９７年には１敗１分けと苦戦しているだけに、警戒感を
強めた。
３次予選初戦の相手の意気込みは、半端ではなかった。岡田監督は地元関係者から今後の
タイのスケジュールを知らされると、顔をこわばらせた。「ここ（キングス杯）から代表合宿を続ける
みたいだ。かなりやる気があるね」。北朝鮮、イラク、ウズベキスタン代表を招いて行われている
キングス杯。大会終了後も２カ月に及ぶ長期合宿を敢行する“超本気モード”の相手に警戒を
強めた。
タイ協会の関係者によると例年、年末に行われるクラブのカップ戦「クイーンズ杯」の開催を
見送ってまで代表の強化合宿をするという。７月のアジア杯でオマーンに２―０と快勝。３次予選で
そのオマーンと同組になったことで「これなら勝ち抜ける」と最終予選進出の手応えをつかんだからだ。
合宿は期間が長いだけではない。年間を通して最高気温が３０度を超えるタイにとって、最高気温が
１０度に満たない日本の２月の気候は大きな敵となる。そのため、１月下旬に韓国でミニキャンプをし、
体を寒さになじませてから試合の５日ほど前の２月頭に日本に乗り込む予定。チャンビット監督は
「日本戦はできるだけ点差を小さくしたい」と謙虚だが、アウエー対策も着々と進んでいる。
岡田監督は加茂ジャパンのコーチだった９７年に２度タイと対戦したが、勝ち星は挙げていない。
視察した２２日のキングス杯ではタイ代表の主力が４人しか出場せず、本格的なデータ収集も
できていない。ＦＩＦＡランク１２１位の相手といえども“油断タイ敵”だ。
ソース：スポニチ
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