07/12/16 15:05:06 0
“別人格”という設定のERIKA名義でアーティスト活動している女優・沢尻エリカの新曲
『Destination Nowher』を聴きました。
ERIKAはレッド・ツェッペリンに影響されて音楽を始めたっていう触れ込みらしいじゃん(笑)。
そういう遊び心自体は面白い。だけど残念ながら、この曲から感じられるツェッペリン色は
ゼロでした。
ツェッペリンはブルースを軸に、音圧をパワーアップさせたサウンドが特徴のハードロックです。
だけどERIKAの曲はメロディーもアレンジもブルース色は皆無で、歌謡曲そのものだからね。
日本って何でも大げさにする傾向があって、例えば「日本通の外国人」という人がいたとしても、
実は「1回だけ来日したことがある」「1回だけアイ・ライク・ジャパンと発言したことがある」程度って
ことも多いじゃん(笑)。
ERIKAもツェッペリンの存在感に影響されたというのならまだ理解できるけど、
サウンドに影響されたとするのであれば大げさ過ぎるかな(笑)。
ただ面白いところもあって、Aメロとサビのボーカルのメロディーは、何千曲以上の
J-POPに使われているありがちなコード進行なんだけど、ギターで主旋律とは違う
カウンターメロディー(オブリガード)を重ねているから、新鮮に聴こえることです。
あとハーフだからかどうかは分からないけど、普通のJ-POPの女性シンガーよりも
丸い発音はちょっとだけ洋楽っぽいといえるかもしれません。
全体的なサウンドは、ツェッペリンというよりはU2に近いかな。ツェッペリンのギタリストである
ジミー・ペイジみたいな骨太なサウンドというよりは、U2のエッヂのギターみたいなキラキラした
壮大な感じのサウンドだし、オブリガードの使い方もエッヂっぽいじゃん。
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