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奈良女児誘拐殺害、小林死刑囚の特別抗告棄却 最高裁
奈良市で04年に起きた小1女児誘拐殺人事件で、自ら
控訴を取り下げたため死刑が確定した小林薫死刑囚(39)が
控訴審を開くよう求めていた問題で、最高裁第三小法廷(那須弘平
裁判長)は、小林死刑囚の特別抗告を棄却する決定をした。
7日付。控訴取り下げは有効で、死刑確定が改めて確認された。
小林死刑囚は06年9月、奈良地裁で死刑判決を受けた。
当時の弁護人が控訴したが、本人は翌10月に取り下げた。
しかし、07年6月に新たに弁護人を選任し、控訴審の期日を
指定するよう求めていた。
奈良地裁は今年4月に申し立てを退け、大阪高裁も5月に
抗告を棄却したため、弁護側が不服として最高裁に特別抗告
していた。「控訴を取り下げた際に弁護人が存在していなかっ
たのは、被告による弁護人の依頼権を保障した憲法に反する」
などと訴えたが、第三小法廷はこの主張を退けた。asahi.com
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