08/02/21 11:55:16 0
エイズや新型肺炎(SARS)など、この数十年間で注目されるようになった「新興感染症」
の6割は動物から人へ感染が広がったことが、英国の動物学研究所や米コロンビア大など
の分析でわかった。
調査結果は21日発行の英科学誌「ネイチャー」に掲載された。
共同研究チームは、1940年から2004年の間に発生した335例の新興感染症について
論文記録などを基に、発生地域やその人口密度、病原体の媒介手段や由来などを分析し
地図化した。
その結果、全体の6割は人と動物両方に感染する人獣共通感染症で、動物から人へ広ま
ったと推定された。一方、2割は、薬剤耐性の病原体によるもので、主に先進国で発生して
いた。
2000年までの10年間では、SARSなど野生動物由来の病気が、新興感染症の半数
以上を占めていた。特に、アフリカや南米、アジアの低緯度地域の開発途上国で高率に
発生しており、こうした地域を重点的に監視する必要があると指摘している。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)