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致死率が90%にも達するエボラ出血熱の原因であるエボラウイルスを遺伝子操作し、
特殊な細胞の中でしか増えない安全なウイルスに改造することに、河岡義裕・東大医科
学研究所教授らの研究チームが世界で初めて成功した。
エボラウイルスは、外部と隔離された実験室で極めて厳重な管理のもとで取り扱わなけ
ればならず、これが治療薬開発などの研究が進まない主因になっていた。この改造ウイ
ルスを使えば、通常の実験室でも研究が可能となり、今までなかったワクチンの開発など
が大きく進む可能性がある。近く米科学アカデミー紀要電子版に発表する。
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