08/06/13 22:36:50 IIH28GPx
★自信に満ちたハワードがいた。２１日開催されたソニーの株主総会。ハワード・ストリンガー会長兼ＣＥＯ（６５）には
２回目となる議長（中鉢良治社長＝５９＝と共同議長）だった。
「今回ハワードは、復活から成長への転換を強調していました」（ソニー関係者）
ソニー社員の多くは、親しみを込めてストリンガーＣＥＯのことをハワードと呼ぶ。彼がＣＥＯに就任して２年。
強烈な個性を発揮した出井伸之前ＣＥＯ（６９）の後を受け、今のソニーをつくってきた。
「今のソニーのテーマは何といってもゲームビジネスです。ゲームは前期（０７年３月期）に
約２３００億円もの営業赤字を出した。今期に黒字転換させるのは難しいでしょうが、どこまで赤字幅を縮小できるか。
ストリンガーＣＥＯの腕の見せどころです」（経済ジャーナリスト）
株主総会でも、久多良木健ソニー・コンピュータエンタテインメント前ＣＥＯ（５６＝現名誉会長）を
「失った」ゲーム分野への質問が飛ぶ。ハワードはどう答える？
「久多良木氏は偉大なエンジニアでＰＳ（プレイステーション）の成功を引っ張ってきた。
退任は彼が以前から考えていた。ただ、今後もアドバイスはしてくれることになっている」
さらにゲームソフトを今期中にパッケージで２００タイトル、ダウンロードで１８０タイトル出すと宣言した。
大量のソフト投入が、不振・ＰＳ３復活への近道というわけだ。
「言葉通りのソフト投入でＰＳ３が盛り上がるかどうか。
任天堂のウィーはゲーム機器の面白さを根本から変えたから人気が出ているんです。
ソフトを充実させるだけでＰＳ３が急浮上するとは思えない」（前出のジャーナリスト）
ハワードには耳の痛い見方だが、久多良木氏の退任を受け、
ある海外メディアは「ソニーがゲームから撤退か」と報道している。
「そんなことは決してない」と株主総会で反論した形だが、結局、実績を残すしか株主を納得させる道はない。
ＰＳ３の世界販売目標６００万台（０７年３月期）は未達に終わった（実績は５５０万台）。
今期は１１００万台が目標。ハワードの子供たちはＰＳ３に夢中という。
もっともっと多くの人を熱中させないと、来年の株主総会は乗り切れない。
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