08/01/15 09:31:49 /Nuvw9ll
しかし面白いのは「脳を鍛える」とか「Wiiスポ」とか「dogs」とか
その手のゲームっていうのは寧ろ初期のPSがやったような戦略だって事だな。
パラッパとかトロとかのまんま延長線上の商品(敢えてゲームとは言わない)と言う感じ。
パラッパなんて当時はワンボタンをテンポ良く押すだけなんてw
とか思われてたわけだが、結局その方向を進めたことにより
それまでの「ゲームは根暗なオタクの趣味」と言う方向から
「PSはポップでお洒落なエンタメ家電」と言う方向に印象転換することに成功した。
当時のPSはこれで「それまでゲームに距離を置いていた消費者
(或いはこれからゲームを購入する低年齢消費者)」を取り込む事
に成功したんであって、それがSSとか64とかを引き離せた最大の理由だろう。
こっちは相変わらず“古いゲーム”の印象を引きずっていた。
ところが当のPS側が勝手に「PCの高処理能力で髪の毛一本そよがすだけで面白い」とか
そういうある意味別方向のオタク趣味に走ってしまった訳で、それでこの領域が濡れ手に泡で転がり込んできた。
(最もPS2の成功を踏まえればわざわざ路線を切り替える必要は考えられない訳だが)
Wii、DSの消費者は言うなら
ビリーズ~みたいな“生活的娯楽”+古いゲームの“空想的娯楽”との合算で
結果として拡大しているように見えるだけであって、
自分はこれらのハードがゲーム人口の層を広げたとは全く思っていない。
だから個人的見解を言わせてもらうなら(DSはそうでもないが)任天堂は寧ろ不安定要素満載に見える。
(前者は飛びつくのも気まぐれなら、離れるのも驚くほど気まぐれだ)
今は勢いがあるからそうは言われないが、これが落ち目になって別の猛追者が出てくれば
「タッチペンで幼女の体を撫で回すなんて同じ娯楽を作っているとは思えない」
なんて発言が出てきかねない。
落ち目の人間なんて何をやっても醜悪に見えるもんだ。