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明石市の松江海岸で同市内では三年ぶりに産卵が確認されたアカウミガメの
ふ化が迫ったのを受け、市民に関心を持ってもらおうと市は一日午前、明石駅構内で、
明石生まれの子ガメの展示を始めた。
松江海岸で産卵が確認されたのは六月四日。日本ウミガメ協議会（大阪府枚方市）に
よる砂中温度の解析で、ふ化は八月九日と予測されている。市の記録によると
過去十七回のふ化率は６３・８％で、今回は百個弱の卵があるとみられている。
公開されるのは、三年前に明石市の林崎海岸でふ化後に保護され、
神戸市立須磨海浜水族園で飼育されている体長三〇センチの子ガメ二匹。
展示前の式典では、近くの長寿院保育園の園児らが「もしもしカメよ」と合唱して
子ガメを出迎えた後、水槽へ手で移した。長井君（６つ）は「子ガメは三歳だから、
ぼくがお兄さん。赤ちゃんが生まれてくるのも楽しみ」と話していた。
展示は十日までの午前九時-午後九時。
市は五日から、ふ化の様子を中継するホームページを開設する。（大森優子）
(※一部省略して引用しました。)
神戸新聞 08/08/01
URLﾘﾝｸ(www.kobe-np.co.jp)
▽画像
保育園児らの手で水槽に放されるアカウミガメ
＝１日午前、明石駅（撮影・宮路博志）
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