08/05/29 16:04:58
昭和20年代から同30年代の結婚式の料理を学ぶ体験講座が、美濃加茂市蜂屋町の
みのかも文化の森で開かれた。現代とはまったく違う、それでも若い2人に幸せになって
ほしいとの不変の願いが込められた料理に、約20人の参加者が挑戦した。
講座は「美濃加茂伝承料理の会」が、伝統的な結婚式の料理を学ぼうと開いた。
今回再現したのは赤飯、レンコンやニンジンなどの煮物、あさり汁、茶わん蒸しや漬物など。
お年寄りの話や写真を参考にした。結婚式の料理には多くのしきたりがあり、タツクリなどは
「二つに分かれないように」と奇数個用意。また、「みそがつかないように」とみそを使わない
地域もあったという。
現代の結婚式と比べると、決して見栄えがいいとは言えないが、参加者は料理に込められた
願いも学びながら調理した。夫婦で参加した市内の横山靖司さん、恵美子さんは
「縁起が悪いからかき混ぜては駄目など、いろんないわれがあって面白い」と感心していた。
1933(昭和8)年に結婚式を挙げた同市蜂屋町の天野こずゑさん(91)も招かれ、当時の
結婚式を説明。天野さんは「結婚したのはまだ18歳の時。その時の料理は、頭に染み付いて
今も覚えている」と話していた。
岐阜新聞
URLリンク(www.gifu-np.co.jp)
再現された昭和の結婚式料理
URLリンク(www.gifu-np.co.jp)
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