08/05/25 12:02:43
<木曽岬小で土曜日補習 県内初、算数中心に>
木曽岬町の木曽岬小学校で24日、児童が算数を中心に補充学習と発展学習に取り組む
「土曜チャレンジスクール」が始まった。国は各教育委員会や学校の裁量で学習の機会を
つくることを認めているが、県内の小学校で土曜日に補習を実施するのは初めて。
同町の小学校は1校だけで、町教委が4-6年生の希望者を対象に、学力向上と家庭学習
支援を目的に開設した。町民からの寄付を積み立てた「夢とふれあい教育基金」を活用し
無料で実施する。
町教委が、学校の単元テストで正答率が低かった問題を三重大教育学部の上垣渉教授に
送付。上垣教授が児童がつまずいた部分の理解を助ける問題を作り、指導上の留意点も
添えて送り返す。スクールでは大学生や地域の人たちが指導する。
この日は、4-6年の42%に当たる74人が参加。7グループに分かれ、上垣教授が作った
補充問題に取り組んだ。すぐに解けた児童は発展問題にも挑戦。宿題の指導もあった。
算数好きの太田君(4年)は「けっこう楽しい。もっと難しい問題もやりたい」。6年生の長男が
いる片山由美子さん(36)は「お金がかかるのでそれほど塾にも行かせられないし『待って
ました!』という思い」と話していた。
木曽岬小では来年2月まで計30回実施。将来的には、保護者らによる運営も考えている。
上垣教授は「以前より授業時間が減っており、家での学習の機会を増やすことが大切」
と意義を指摘。山北哲教育長は「授業が分からず学習意欲を失う子を支援し、意欲的に
授業に取り組めるようにしたい」と話した。
県教委の昨年10月の調査では、津市と鈴鹿市の中学校1校ずつが土曜日補習を実施して
いる。 (境田未緒)
※氏名の一部を省略し引用いたしました。
中日新聞 2008年5月25日
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
課題を解いたり、指導者に聞いたりする子どもたち=木曽岬町の木曽岬小学校で
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
☆ご依頼いただきました。